ブログ飯っていうのは、自分の個人ブログを通じて情報の発信等を行い、そこから得られる広告収入等で生計を立てていくっていうことみたいです。染谷 昌利さんが書籍のタイトルとしたことで、ブログで生計を立てることをこのように呼ぶことが増えたみたいです。
ちなみに当該本は読んでいないので内容はわかりません。
とりあえず、ブログで生計を立てることについての可能性について僕の意見を述べたいと思います。僕はいわゆる「アフィリエイト広告」で生計を立てています。
まず、ブログでもウェブサイトでも同じですが、基本的な収益源は「広告」です。GoogleAdSenseといったコンテンツマッチ広告やアフィリエイト広告などをブログ内(サイト内)に掲載して、その収入で食うということになるわけです。
自分がやっているわけなので否定するわけではありませんが、窮屈なサラリーマンを辞めてブログ一本で食っていくということのリスクについてまとめたいと思います。
検索からの流入は信用できない
ブログのアクセスって大きく「検索」「ソーシャル」「ブックマーク」「リンク元」からのアクセスに分類できます。中でも、PVに対する収益性が高いのは「検索経由」です。
検索キーワードとサイト内容(広告内容)がマッチすればかなりの収益率を生み出します。
でも検索流入ってかなり流動的です。このブログでもshouichiroさんが紹介していますが、「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」のように様々なアップデートが起こり、その結果、検索順位(検索結果)は大きく変動します。
自分はペナルティとなるようなことはしていないという場合でも、精度は100%でない以上、引っかかってアクセス数が急落するリスクは常にあります。
検索経由のアクセスに収益を依存するというのは、Googleに生殺与奪の権利を握られるという状況になるわけです。
ブログ広告のメイン「AdSense」に頼るリスク
ブログ飯となると収益はGoogle AdSenseに頼るという方が多いでしょう。
現在日本で、個人ブロガーが利用できる広告としては収益性では群を抜いています。というより、他の広告媒体では思ったような収益は出せないのが現状です。
AdSenseはネット広告の中でも結構シビアです。私の知り合いなどはAdSenseに収益を8割ほど依存していましたが、AdSense側から一方的に解約されて収益の大半を失いました。
当然別広告を利用していますが、収益は当時の1/3以下だそうです。
どうせ違法行為や違反行為をしていたんだろう。と思われるかもしれませんが、AdSenseに関しては結構身に覚えが無い方も契約解除となるケースもあるようです。アドセンス狩りなどというような言葉もあるくらいですし。
本業にしたから収入が増えるは間違い
あと、多いのが、今の収入ではまだ厳しいけど、仕事(サラリーマン)をやめてブログ一本に打ち込めば今よりも記事をたくさん書けるからより収入も増えるはず。
だから、先だって会社を辞めてブログ一本に絞っていきたいと思う。
こんな考え方は相当危険です。
まずは、副業でやって、それで十分な収入(自分と家族を養えるレベル)を目指しましょう。その上で、それが安定的にやれると判断してからでも遅くはありません。
サラリーマンを辞めてブログ一本で食べていこうと思って、それが思ったようにうまくいかなかった時どうしますか?そんな大きなリスクを負うべきではありません。
こちらも参考にしてください、会社をやめて独立・起業する前に「小さく始めてみる」まずは、小規模で食える形を先につくってから会社はやめましょう。