環境大臣からの手紙とアクセシビリティ

先日、環境省細野氏からの手紙という形で環境省ホームページにウェブページがたちあがりました。まずはご覧下さい>>「環境省 大臣からの手紙」。ホームページのデザインに凝って、アクセシビリティを見失った典型的なサイト例といえるので今回ご紹介します。

内容についての判断については私の方では差し控えさせていただきますが、今回はこのサイトにおけるデザインとアクセシビリティについて意見していきます。

代替テキスト(alt)の未設定

まず、このサイト、文章部分が画像化されているにも関わらず、alt属性が設定されていません。つまり、読み上げソフトなどを使ってでしかホームページを見れない方にとってはなんの価値もないサイトということになります。

ホームページ内に掲載されている文章となります。文章のボリュームはたくさんあることが見て取れるかと思われます。

一方で、上記に掲載されているたくさんの文字を表示しているソースコードは下記のとおりとなっています。

 

 

 

うん、ただ単に画像をリスト配列しただけですね。
別にすべての画像にalt属性を付ける必要はないかもしれません。しかしながら、今回のこのサイトの主目的は「国民のみなさまへ。」というテキスト情報を配信することのはずです。
これじゃあ、台無しだと思います。

また、笑えるのが、下記の部分です(クリックで拡大)。

サイト下部にある「ご意見・ご要望をおよせください」と書かれている。画像とそのソースコード部分になるわけですが、この画像のところだけ、ちゃんとaltタグが挿入されています。しかも内容が画像と異なっています。

「みんなの力でがれき処理」を応援いただける方は、下記の必須事項を記入して、応援します!ボタンを押してください。

ということです。意見しようと思って意見をしたら、「がれき処理を応援」と処理されてしまうのでしょうか?もしかしたら、これは使い回しによるミスかもしれませんが、こういうミスはいただけないという典型例の一つです。

 

あと、横にスライドするのってどうなの?

正直、ウェブサイトをご覧になっている方の大多数は「下スクロール」に慣れていると思います。このお手紙サイトは「横スクロール」です。正直、読みにくいとしか思いませんでした。
「読む」ことを目的としたサイトで、従来と違う読ませ方をするというのは大変ストレスに感じるものです。

たしかに、「手紙」という形式では、このサイトのデザインのように縦書きで行うものもあるでしょう。しかしながら、そのデザイン性を重視して読みやすさを損なってはなりません。
この横書きをどうしても維持したいというのであれば、スクロールせずに読める範囲で表示すべきだと思います。

SNSでもご購読できます。